あ と が き

文 集 刊 行 委 員 会

 

待望久しかった三七会の文集「御楯橋をわたって―海軍経理学校第三十七期生徒の足跡―」が、漸く完成を見た。

寄稿文一五四編に、写真集・校史・在校日誌等のほか、貴重な資料を加えた、全編三七六頁に及ぶ充実したものとなった。

寄稿された多くの方が、「私達の品川・垂水の生徒生活は、十カ月余りで終わったが、この間に享けた教育訓練等の全体験は、その後六十年の人生の拠り所となり、バックボーンとなった」と述べられている。私達刊行委員は、正にこれに共感しつつ刊行作業に当たった。

 

既に各期が立派な記念誌や文集を刊行されており、私達のこの文集は、いわば、それらの「殿」をつとめることになったと思う。

三七会でも、還暦の頃、文集への動きはあったが、時期尚早と後日に送られた経緯がある。喜寿を前にして、この文集の企画と作業が始動し、このほど結実するに至った。

老いてなお瑞々しい筆致、若々しい論旨の展開を得て、正に、歴代一号生徒から三号への口伝、「熱と意気と顧みるときの微笑」を実感し、明日への活力を呼び覚ましてくれる文集になったと思う。

それにしても、この文集は、傘寿を前にしての所産であり、後の世代へのメッセージでもある。いつの日か、本書を目にした若者達が、このような波瀾に満ちた青春とそれに続く六十年もあったのかと、偲んでくれることもあろう。

文集作成の作業は、@編集主幹による原稿募集・資料収集と、A刊行委員会による刊行作業の二段階で行われた。

@編集主幹のもとでの作業

平成十四年に入り、前代表幹事水谷 弘君に編集主幹を委嘱、同年五月、全会員へ呼びかけて、原稿募集が始まった。

文集への登載は、概ね二千字前後とした。そのため、長文のものについては一部割愛などご協力頂いたが、文集に登載しきれないものも、基本ファイルに登録し、会員への情報提供を可能にした。

併行して、関係資料も、同じく基本ファイルに登録した。

三七会のホームページの開設を機に、平成十六年十二月、文集刊行委員会の発足となった。

なお、その後においても、基本ファイルの管理は、編集主幹に担当願うこととした。

  A文集刊行委員会による刊行作業

文集刊行委員会委員とその分担は、次のとおり。

○構 成    佐藤 久米 立花 東

○校 正    本田(総括) 入江 屋 水沼

○編別・校正  青木 伊富貴 大岩 久米 立花 寺井 福川

○在校日誌   東 久米 青木

○資料類    伊富貴

○版下作成   岩田(総括) 大塚 鷺ノ森 堀田 宮内

○印 刷    伊富貴 久米 立花

○会 計    立花

 委員会は、全体会議と構成委員会を頻繁に開催、その審議結果に応じて、各担当が動く方式で進めた。

一 寄稿文について

・ @水谷編集主幹の基本ファイルに登録されていた提出原稿、

 Aその後の追加原稿、B還暦時の寄稿文等を、委員会が決めたジャンル別編成の方針により、編別・校正担当委員が、編別したうえ校正を行う。

・ 岩田委員は、右の資料を刊行用ファイルに整理、その出力プリントにより繰り返し校正へ回す。

・ 校正には念を入れ、初校・再校・三校を行う。その都度、各担当が校正の後、本田委員に回して更に校正を重ねた。

二 寄稿文以外の構成について

・ 「海軍経理学校の歴史」のとりまとめは水谷編集主幹に、「三七会のあゆみ」のとりまとめは伊富貴委員に依頼した。

・ 「在校日誌」は、水谷(弘)、鈴木(安)両君ほかの記録や資料を基に東委員が作成した原案を、久米、青木両委員とともに推敲を加えた。

資料類については、伊富貴委員作成の資料の中から採択した。

 なお、本書の題名決定の経緯は、「はじめに」で述べたところであり、題字は、水谷 弘君に依頼した。

三 印刷・製本について

・ 全体像が見えてきた段階で、伊富貴、久米、立花三委員が、複数の印刷所に接触、比較検討のうえ業者を確定して発注した。

・ 印刷費軽減のため、パソコンを駆使して原稿を版下まで作成して印刷所に渡す方式をとり、このため岩田委員ほかの担当委員に尽力願ったことを、特記したい

 

  事の成就するまでには、和気藹々たる打ち合わせ、時には若者のような侃々諤々の論議など、老いを忘れての共同作業があり、この熱意があったればこその事業完遂と確信する。 本書の刊行まで、頻繁に行われた会議、作業や版下作成等に、手弁当で参加し、貴重な時間と労力を提供された諸兄、並びに本書の題名の選定をはじめ、万般の協議に応じ、多大な協力と配意を頂いた地区三七会の幹事各位に、深甚なる敬意を表する次第である。

 

 ここに本書の成るに当たって、玉稿を戴いた各位に衷心より謝意を表するとともに、寄稿されながら、本書の刊行を見ることなく先立たれた畏友諸兄には、誠に申し訳なく、あらためて本書を捧げ、心からご冥福をお祈り申し上げる。   

 

 

 

文集刊行委員会委員

青  木   昭      屋  裕 雄

伊富貴  徹 二     立 花  士 郎

入 江  章 演     寺 井  正 芳

  岩  田   章     東   正  恒

大 岩  三 夫     福 川  辰 郎

    大 塚  喬 重     堀  田   穰

久 米  孝 彦     本 田  親 克

鷺ノ森  正 也     水 沼  靜 一

佐 藤  順 一     宮 内  英 夫

 

編集主幹(基本ファイル担当)

水  谷   弘

 

 
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