私の反省と願い

B 中 村  為 人

 

地球に生まれて八十年近く生きさせてもらいました。現在は鹿児島県の南にある加世田という風光明媚の地で、大変豊かな自然の恵みに浴し、教えられながら、その有り難さに感動して生きております。

 四十年余の教員生活の中で、春、夏、冬の休みの時、家族で日本国中を次々と車で走り回って人々に会い、学び、楽しませて頂き、誠に良い時代を過ごせたと思います。

 退職後の二〇〇四年、息子の突然の死没にあい、悲しみを忘れようと無理をして心臓を悪くし、つくづく命の尊さを知らされた人生です。

 節制の効あって、いましばらくは生きられそうです。出来れば祖先や父母の墓の近くに戻れたらと考えております。

 昔から、自分で自分を助けるのが一番の良策といわれています。そして、それしかない事をつくづくと知らされました。そして定年くらいまでは元気、勇気、根気の三つを念頭にやってまいりましたが、退職後からはなるべく、無理、無駄、無視を少なくするように心掛けて生きてゆきたいと思っております。

 私の願いは、少しでも多くの人々が戦争のない平和な地球を目指して行動するようになれば、必ず道は開けると考えています。それには、自分達だけよければよいではなく、どうしたら少しでも平和に近づけるか、軍備の増強でなくそのお金で平和の方策をしてほしいです。強国の指導者が真剣に考えなければ、地球の破滅が大変早くなる、と思えてなりません。強国のリーダーの人たちには本当に立派な人がなるようになってほしいというのが、心からの願いであります。

 

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