「海軍兵学校・海軍機関学校・海軍経理学校」

                  @ 鎌 田  善 弘

 

水谷弘氏から三七会文集への投稿依頼のお手紙を頂きました。

さて何を書こうかと、あれやこれやと思考し、構想を練ってみましたが、結局、「昭和五十九年五月二十七日第二版秋元書房刊(初版は昭和四十六年六月二十七日発行)海軍兵学校・海軍機関学校・海軍経理学校」に集約されているように思います。感慨無量でした。回顧想念の機会を与えられたことを感謝しております。今後この書を座右の書として、機会あれば読み返し、海軍にまつわるいろいろな想いを胸に秘めて、これからの人生を生きたいと思います。

日本医事新報第四一八八号の緑陰随筆に兵庫医大名誉教授の三浦貴士先生のエッセーがあります。「現役退職の閑暇な時間を辺境の時間という。男は七十五歳から本当の暮らしが始まるという」。私は、この辺境の時間に専ら茶道の侘さびの世界を求めて、今では病膏肓に入る心境です。茶道には主に三つの千家がありますが、私は武者小路千家です。南方録に利休茶説として有名な「家は漏らぬほど、食事は飢えぬほどにて足る事也。是、仏の教、茶の湯の本意也。水を運び、薪を取り、湯を沸かし、茶を点て、仏に供え、人にも施し、吾も飲む」という名文があります。

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